亡くなられた方が生命保険に加入していた場合、保険会社に請求をすることで保険金を受け取ることができます。

死亡届の提出葬儀手続き(火葬・埋葬)などが終了し、落ち着いてきたタイミングで手続きを行いましょう。

なお、保険金の請求には時効が存在します。以降で詳しくご説明しますが、放っておくと大変なことになりかねません。ご注意ください。

保険証券を確認しよう

亡くなった方が生命保険に加入していた場合、自宅に保険証券が届いているはずです。まずはその内容を確認することから始めましょう。

保険証券とは、保険加入時の保険内容、給付金の支払い条件、保険金の受取人などが記載されている証券です。

保険に加入すると、通常は数日で郵送されてきます。

保険金を請求する手続きは保険会社によって異なるので、保険証券に記載された連絡先に問い合わせてみましょう。

生命保険金を受け取るまでの流れ

保険金を受け取るまでの流れは、概ね次のようになります。

  1. 保険会社に連絡し、請求手続きの案内を受ける(電話またはウェブなど)
  2. 請求に必要な書類の記入、提出
  3. 保険金支払いの審査
  4. 保険金の受け取り

冒頭にも記載しましたが、まずは保険証券、または定期的に郵送されてくる契約内容に関するお知らせ等を確認の上、保険会社に連絡してみましょう。その後の具体的な手続きについて案内があるはずです。

また、この段階で概ね次のような事項を聞かれるので、情報を整理しておきましょう。

  • 証券番号
  • 亡くなられた方のお名前
  • 亡くなられた日
  • 亡くなられた原因(事故、病気など)
  • 受取人のお名前と連絡先
  • 亡くなる前の入院や手術の有無など

続いて、請求に必要な書類を記入し、保険会社に郵送します。必要書類は保険会社からの指示に従いましょう。

提出書類は保険会社のホームページからダウンロードする、または郵送で書面を送ってもらうことになるでしょう。

書類が保険会社に届くと、保険金支払いの審査が行われます。

請求者から受け取った情報をもとに、保険契約の内容や約款に従い、はたして保険金を支払う条件が満たされているかどうかを審査するのです。

審査に通れば、指定した受取人の口座に保険金が支払われます。

なお、審査に通らず保険金を支払うことができない場合もあります。この場合には、保険会社から保険金を支払うことができない理由(約款の条文など)が書面で送られてくるでしょう。

請求に必要な書類を揃えよう

生命保険金の請求には、概ね次に示す書類の提出を求められます。

  • 保険金請求書(保険会社所定のもの)
  • 医師の診断書(死亡証明書など)
  • 被保険者の住民票または戸籍抄本
  • 受取人の印鑑証明書

保険金請求書は、受取人自身で記入し、押印しましょう。

医師の診断書は文字どおり、病院側で記入してもらいましょう。生命保険金の請求の場合、死亡を証明する書類の提出となるでしょう。詳細は保険会社からの指示があると思われます。

被保険者の住民票または戸籍抄本は、死亡した事実が記載された市区町村役場で発行されたものです。発行日から3ヵ月以内などの制限がある場合があるので、請求する間近で取得しましょう。

同じく市区町村役場で受取人の印鑑証明書の発行をしてもらいましょう。

上記の書類以外にも提出を求められる場合があります。保険会社からの指示に従いましょう。

保険金の請求書を記入しよう

保険会社によって請求書も異なりますが、概ね次に示すような事項を記入していきます。記入例も当然確認できるはずですから、確認してみましょう。

  • 請求日(記入日)
  • 被保険者名
  • 保険の種類と証券番号
  • 請求人(受取人)の氏名、住所、連絡先
  • 保険金の振込先

押印に使用する印章は実印が良いでしょう。

相続手続きにおいても実印を使用する機会が増えるので、まだ市区町村役場で印鑑登録していない方は、これを機会にやっておくとよいです。ちなみに、実印として使用する印章は、一般的に市販されていないようなフルネームのものが好ましいです。

証券番号とは、各契約ごとに割り当てられた番号のことで、保険証券に必ず記載されています。

保険金請求の時効

生命保険の保険金請求の時効は、支払い事由の発生から3年とされています。

つまり、被保険者が亡くなり、保険金の支払いを請求できるようになった時から3年間ということです。

時効なので、この3年間を経過してしまうと、基本的にはもう請求することができなくなります。

ただ、請求せずに時効となってしまった場合でも、その間に請求できなかったことに正当な理由があれば、場合によっては支払いに応じてくれる保険会社があるかもしれません。とにかく保険会社に理由を説明してみるのも必要です。

ただ、何の理由もなく請求しなかったということはないようにしてくださいね。

まとめ

今回は生命保険金の支払い請求についてお話しました。

故人が生命保険金に加入していたかどうかは、ご家族の方なら情報を共有していることと思います。

時効のこともありますから、死亡届の提出や葬儀などが一通り終了し、一息ついたら早めに請求するようにしましょう。

また、記事中にもご説明した保険証券はとても重要な書類です。なくさないよう、大切に保管しましょう。