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内容証明郵便を出したいのですが、出し方がさっぱり分かりません。郵便局での手続き、作成費用を教えてください。あと、配達証明は付けるべきでしょうか?料金はいくらですか?

この記事では、郵便局で内容証明を出す手続き、郵便料金・費用、配達証明オプションの付加などについて、くわしく解説していきます。

そもそも内容証明郵便ってなに?

この記事では内容証明郵便の郵便局での出し方について解説していくのですが、そもそも内容証明郵便とは何か?どんな効果があるのか、ご存知でしょうか?

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えっ…言われてみれば、よくわかっていません。何となく内容証明郵便を出せば問題が解決するのかと。。

このように理解が曖昧な場合、まずは内容証明郵便って何なのか、何ができるのか、どんなケースで役立つのか、学ばれた方が良いかと思います。

以下の記事でわかりやすく解説しています(3分ほどで読み終わります)。読み終わりましたら、また戻ってきてくださいね。

まず読む!【初心者向け】内容証明郵便とは?効果、役立つケースを易しく解説!

内容証明の出し方、郵便局での手続き・作成費用、配達証明と料金を解説

作成された内容証明の出し方、郵便局での手続き、作成費用、配達証明の要否、料金などをくわしく解説していきます。

内容証明の出し方 ①:郵便局へ持っていく物は?

内容証明郵便の手紙文が完成したら、以下の物をもって郵便局へ行きましょう。

  • 内容証明郵便の手紙文3通(すべて同一の文書)
  • 封筒(相手方への送付用)
  • 郵便料金
  • 印鑑(手紙文での署名・押印で使用したもの)

何故わざわざ同一の手紙文を3通も用意して郵便局へ向かうのか、疑問に思われたかもしれません。

その理由は以下のとおりです。

1通は相手方(受取人)に送付するもの、1通は自分(差出人)が保管するもの、1通は郵便局で保管するものとなります。

なにも同一の文書を手書きで別々に3通用意する必要はありません。パソコンで1通作成して3部印刷して持っていけば、それで問題ありませんからね。残り2通はコピーでも構いません。

封筒にはなんて書く?

封筒の表面には相手方の住所氏名を書きましょう。手紙文の中身に記載したものと同一の住所氏名を書きます。

裏面には差出人の住所氏名を書きます。これは通常の手紙と同じですね。

ただ、作成した内容証明郵便は郵便局にてチェックが入るので、封筒は封をしないで持っていきましょう。

郵便料金については後ほど詳しくご説明しますが、内容証明料、書留料、配達証明料などが必要となります。

印鑑は念のため持っていきましょう。訂正が必要となったり、契印のし忘れなどがある場合に必要となります。

差出郵便局について

「内容証明郵便の取り扱い」はすべての郵便局で行われるわけではありません。具体的には、集配郵便局と日本郵便株式会社が指定する郵便局とされています。(郵便局HP参照)

内容証明郵便の手続きをされる場合には、事前に対応可能かを問い合わせすることをお勧めします。

内容証明の出し方 ②:郵便局での手続き

上記の必要な物をお持ちの上、郵便局にて手続きをします。郵便局員さんに「これを内容証明郵便にしてください!」とお願いしましょう。

あとは郵便局員さんの指示に従って手続きを行います。

具体的には、手紙文が内容証明郵便の決まりに従って作成されているか、誤りはないかなどをチェックしてもらいます。

特に問題がなければ、「内容証明郵便として差し出した旨の証明」が手紙文に記載されます。

こうして作成された内容証明郵便のうち、1通は郵便局で保管し、1通は差出人に返されます。そしてもう1通は相手方(受取人)に送られるので、ここで封筒に入れて封をし、郵便局員さんに渡すことになるのですね。

なお、内容証明郵便は一般書留とするので、書留の受領証が発行されます。大切に保管しましょう。

内容証明の出し方 ③:配達証明と料金、本人限定受取の要否

内容証明郵便には配達証明をオプションとして付けることをお勧めします。このオプションを付けることで、内容証明郵便がいつ相手方に配達されたのかを証明してもらえます。

逆に配達証明を付けない場合、せっかく内容証明郵便を送っても、それが相手方にしっかり届いたのかがわからず不安になるかもしれません。

配達証明を付けた場合、後ほど配達証明書が郵便局から送付されてきます。大切に保管しましょう。

また、送付した内容証明郵便を受取人に直接届ける方法として、本人限定受取のオプションを付けることも考えられます。

例えばですが、受取人の実家に送付した場合、受取人の家族が郵便物を受け取ってしまう可能性があります。ですので、どうしても受取人本人に直接配達してほしい場合には、本人限定受取にすることがお勧めです。

内容証明の出し方 ④:内容証明の作成費用、手数料

内容証明郵便を出すのにかかる費用、手数料をご説明していきます。参考にしてみてください。

内容証明料 440円(2枚以上になる場合は1枚ごとに+260円)
通常の郵便料金 84円(定形郵便物25g以内)
94円(定形郵便物50g以内)
一般書留 435円
配達証明 320円(差出時の依頼)
440円(差出後の依頼)
本人限定受取 105円

郵便局HPを参照|2020年5月現在)

基本的には上記のとおりです。

内容証明郵便の手紙文が1枚の場合、内容証明の料金は440円ですが、2枚以上になる場合には1枚増えるごとに260円が加算されます。注意しましょう。

配達証明の料金は、内容証明郵便の差出時(手続きの時)に依頼すれば320円となります。差出後でも依頼できますが、この場合は440円となります。

行政書士 タカ行政書士 タカ

これらの料金は、郵便切手にて納めることになります。詳細は郵便局員さんの指示に従いましょう。

ときには2人以上の相手に同文の内容証明郵便を出したい場合があるかと思います。

その場合の料金ですが、1通目(1人目)は上記の金額となり、2通目(2人目)以降については内容証明郵便の料金が半額になります。

ここで半額となるのは内容証明料だけであり、書留や配達証明などの料金は2人なら2人分かかります。

内容証明郵便の閲覧と再度証明について

内容証明郵便は郵便局にて5年間保存されることになっています。

その期間内であれば、差出人は郵便局に保管されている内容証明郵便の閲覧を請求することができます。閲覧は1回につき430円かかります。

また同じく差し出した日から5年以内に限り、差出郵便局にて内容証明郵便の再度証明をしてもらうことができます。

これは、差出人が内容証明郵便を紛失した場合などに、以前作成した手紙文とまったく同一のものを作成して郵便局へ持っていくことで、その郵便物が内容証明郵便として差し出されたことを証明してくれるものです。これを再度証明といいます。

ただし、再度証明の手続きには書留の受領証が必要となります。

再度証明を受ける場合の料金は内容証明郵便の料金と同じとなります。(1枚なら430円。2枚目以降は1枚ごとに260円加算。)

まとめ

内容証明の郵便局での手続きについてでした。ご自分で内容証明郵便を出されるときは参考にしてみてください。