夫の浮気を知った妻『夫の様子がおかしいので興信所に依頼したら、夫とある女性との間で不貞行為があったことが発覚しました…その女性には夫との交際中止と、慰謝料の請求をしたいです。どうしたら良いですか?』

こんなお悩みにお答えします。

この記事では、主に以下の内容を解説しています。

  • 浮気相手に対する交際中止・慰謝料請求の内容証明の書き方、文例
  • 不法行為(不貞行為)に基づく損害賠償請求の根拠となる条文
  • 内容証明の書式、文字数、行数制限について

【内容証明の書き方】夫(妻)の浮気相手に慰謝料を請求する(不貞あり)

夫(または妻)の浮気相手が発覚し、浮気相手に交際中止と慰謝料の請求をしたい、という場合の内容証明の書き方(文例)をご紹介します。

以下に示すケースを考えてみます。

  • 夫(または妻)と浮気相手との間に不貞行為がある
  • 浮気相手に交際中止と慰謝料100万円の請求をしたい

内容証明の書き方(文例)

浮気相手に交際中止と慰謝料請求を行う場合の内容証明の書き方を以下に示します。

実際に請求される際には、必要に応じて文書を適宜修正し、参考にしてみてください。

平成〇年〇月〇日

東京都新宿区〇〇町〇丁目〇番〇号

山田花子 殿

東京都新宿区××町×丁目×番×号

鈴木和子

通知書

 私は鈴木太郎の妻です。ここ半年の間、夫の行動や態度に不審な点が見られたため興信所に調査依頼をしました。その結果、貴殿と夫は頻繁に密会し、不貞行為に及んでいることが判明しました。
貴殿の上記行為は円満な夫婦生活を破壊するものであり、民法709条の不法行為に該当します。したがいまして、私は貴殿に対し、夫との交際中止を求めます。また、上記不貞行為による精神的被害にかかる慰謝料100万円の支払いを請求します
つきましては、上記金額を下記の口座に、本通知書到達日から1週間以内にお振り込みください。なお、期限内にお振り込みいただけない場合には、やむを得ず法的手続きをとらせていただきます。

(振込口座)
〇〇銀行××支店 普通口座
口座番号 ××××
名義:鈴木和子

実際には1行に書くことのできる文字数制限と、用紙1枚に書くことのできる行数制限があります。詳細は以降で解説します。

民法709条とは?

上記の文例中に、民法709条の不法行為というキーワードが出てきましたね。民法709条は以下のとおり規定されています。

(不法行為による損害賠償)
第七百九条 故意又は過失によって他人の権利又は法律上保護される利益を侵害した者は、これによって生じた損害を賠償する責任を負う。

ちなみに、財産以外の損害(精神的損害など)についても、損害賠償(慰謝料)を請求することが可能です。(民法710条)

(財産以外の損害の賠償)
第七百十条 他人の身体、自由若しくは名誉を侵害した場合又は他人の財産権を侵害した場合のいずれであるかを問わず、前条の規定により損害賠償の責任を負う者は、財産以外の損害に対しても、その賠償をしなければならない

【要確認】内容証明には文字数・行数の制限があります

内容証明を作成するにあたり、用紙の制限はなく、便箋でも原稿用紙でも何でも構いません。

ただし、用紙1枚に記載できる行数制限と、1行に記載できる文字数の制限があります。

用紙の縦置き・横書きの場合と、横置き・縦書きの場合とで書式に違いがあります。

さらに、文字や記号の字数の数え方にも決まりがあるのです。

詳細は以下の記事で解説しています。

内容証明の基本となる書式(縦書き・横書き)と用紙、文字数の数え方

内容証明の作成において、用紙は何でも構いません。ただし、文字数制限、行数制限があります。決まりに従って、正確に書きましょう。

内容証明を出される方へ

これから内容証明を郵便で出される方は、以下の記事を参考にしてみてください。内容証明郵便の出し方をまとめています。

内容証明の出し方!郵便局での手続き・作成費用、配達証明と料金を解説

内容証明が出せる郵便局はどこ?

内容証明郵便はどこの郵便局からでも出せるわけではありません。

郵便局の調べ方に困った方は、以下の記事をお読みください。探し方を解説しています。

【簡単4ステップ】内容証明が出せる(できる)郵便局の探し方(画像あり)

電子内容証明サービスもあります!

内容証明郵便を24時間どこからでも出せる、電子内容証明サービスが利用可能です。自宅からインターネットでできます。

電子内容証明サービスの使い方、サービス登録方法、料金などは以下の記事をご覧ください。

【図解】電子内容証明サービスの登録方法と費用、雛形の書式など詳しく!

まとめ

夫(または妻)の浮気相手に対して、不貞行為による交際中止と慰謝料請求を行う場合の、内容証明の書き方、文例をご紹介しました。

まずは内容証明郵便を送って、相手方の反応を確かめましょう。相手が承諾した、拒絶した、無視したなどの行動によって、以降の動きが変わってきます。最悪の場合は裁判手続きをとることも考えましょう。この場合には、弁護士に相談されることをお勧めします。